@ 縄文杉



縄文杉は標高1300m所にある、推定樹齢7200年の屋久杉です。
樹高30m、幹周り16mで世界最古の植物とも云われています。
一般に樹齢が300年ほどと言われている杉が、2000年、3000年もの長寿の杉になるのは、
多雨に恵まれている屋久島の特殊な自然環境と、屋久杉の樹脂の特性が起因しています。
標高1000m近辺では花崗岩が主で栄養分が少なく、杉の生長が他の地域に比べ遅くなります。
すると、年輪の幅が緻密になり材は硬くなり、樹脂道に普通の杉の約6倍ともいわれる
樹脂がたまります。この樹脂には防腐・抗菌・防虫効果があるため、
屋久杉は長い年月の間不朽せずに生き続けられるのです。